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ガーデン・フルーツの楽しみ@山口

日差しが強くなるこの頃。暑さとともに、庭で彩りを増していくのがベリー類です。
ブラックベリー、ラズベリー、ジューンベリー、グーズベリー、スグリ類・・・。キラキラと輝く果実はまるで宝石のように美しく、夏の庭のアクセントになってくれます。
果実を庭で育てるときのキーワードは「自家結実性」。
果樹は種類によって、1本単位で果実を実らせる「自家結実性」と、2本以上の「受粉樹」を必要とするものがあります。
家庭の庭では、スペースも限られているため、1本で実をつけてくれるのも嬉しいですね。
上に挙げたベリー類は、すべて1本でもよく実ってくれる種類です。
一方、人気の高いブルーベリーは、2本以上の受粉樹を必要とする品種があるため少し下調べをしてから栽培することをオススメします。
というのも、ブルーベリーは土の好みにちょっと“こだわり”を持った果樹だからです。
ガーデンに咲く草花の多くは、アルカリ性から中性の土を好むため、土づくりにはしばしば石灰が用いられます。
しかしブルーベリーは逆に、「酸性」の土を好むため「ピートモス」というコケを使って
土を酸性化する必要があるのです。
これはブルーベリーと同じ「ツツジ科」の植物に共通する傾向です。
ちなみに、ブラックベリーやラズベリーは「バラ科」、グーズベリーは「スグリ科」で
両者ともあまり土の好みにうるさくありません。
庭植えにオススメのガーデン果樹
◎ラズベリー
フランスではフランボワーズと呼ばれるキイチゴの仲間。
5~6月に咲いた花が結実し、赤く色づいたら収穫どき。
◎ブラックベリー
丈夫で育てやすいつる性の低木。
受粉樹の必要がなく、初心者向き。
枝にトゲがあるものとないものがあります。
◎カラント
キラキラ光る赤い果実がアクセントのよう。
耐寒性は強いのですが、暑さは苦手なので半日陰向き。
◎ブルーベリー
樹高1~3mとコンパクトな果樹で家庭菜園向き。酸性土壌を好むので、用土調整がしやすい鉢植えで育てるのもオススメ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
自分たちで育てたものはより一層美味しく感じますよね。
ぜひ家庭菜園でベリー類を育ててみてはいかがでしょうか^^